複数人で住居を借りて共同生活をする、所謂「ルームシェア」が人気のようです。
日本で最もアクセス数が多いといわれるルームシェアジャパンは、開設当初に比べ20倍の月間100万PVに増えたとのこと。
この不況の影響から、少しでも賃料を安く抑えたいという借り手の思惑があるのかもしれません。

海外では割と一般的に見られるルームシェアですが、日本では「他人と一つ屋根の下に住む」ということに抵抗があるのか、
あまり普及はしていませんでした。貸す方にしても、ルームメイトが出て行ってしまったりして家賃を払えなくなるのを懸念してルームシェアを嫌う傾向にありましたが、埋まらない空き部屋が増え、借り手市場となった最近では、徐々に認められてきているようです。

そもそも、そういう借り方があるということを知らない人も多く、大ヒットした漫画「NANA」、昨年春のテレビドラマ「ラスト・フレンズ」などのメディアがルームシェアという需要に及ぼした影響は大きいと言えるでしょう。

ルームシェアのメリットとして居住費用が安く済む、ということがあげられますが、単身向けアパートと違い、もともと家族向けの2LDKや3LDKの物件では、お風呂やトイレ、台所などの設備が充実しています。
またゴミや荷物の受け取りをしてくれる管理人がいたりするなど、費用以上にサービス面での恩恵も。 :grin:

光熱費、通信費も基本料金をワリカンすれば生活費を抑えられますし、共同で使う家電製品、例えば洗濯機、冷蔵庫、電子レンジといったものを折半して購入するなら初期投資費用すら抑えられます。 :cool:

気の合う仲間達とシェアすれば、リビングでダベりながら飲んだりすることもでき、人との接点が希薄になりがちな一人暮らしの侘しさもありません。

こうして書くとメリットばかりのように思えますが、勿論トラブルもあります。

私は友人と4年間のルームシェア経験がありますが、きちんとした予備知識を持たなければ即破綻する可能性を孕んでいると思います。

お金に関する問題は勿論、共用部分の管理や生活音、例えばオーディオの騒音、電話の話し声やドアの開閉音、意外なところで足音。朝の洗面のタイミングがかぶって遅刻しそうになったり、気軽に友人を部屋に呼べないこともあるでしょう。

別の人間同士が一緒に住むのですから、当然相手の行動に不満を感じる場面は出てきます。
そしてそれはシェアする者同士お互いに言えることです。
そういった部分は単にルールを決めれば解決するものでもないので、両者納得のいくようにきちんと折り合いをつける必要があります。

そこさえクリアできれば、ルームシェアという選択は上手に家賃を節約し、快適な生活を得られるばかりか、協調性を養う貴重な経験となるでしょう。

まだまだ賃貸市場的にはマイナーなルームシェアですが、低迷する賃貸市場に新たな光明を見出すきっかけとなるのでしょうか。